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info-anshinキーマスター
下記の講演会・座談会に向けて事前に建設的な議論を行います。
講演会・座談会名:『最悪の酪農情勢を乗切るには』
講師:鈴木宣弘(東京大学大学院農学生命科学研究科教授)
日時:2022年11月15日(火) 13:00~15:00
場所:茨城県県南生涯学習センター
茨城県土浦市大和町9−1 ウララビル5F
TEL : 029-826-1101犯人捜しではなく、前向きな議論を行います。
当事務局より議題草案を提案します。
B 〇 飼料などの高騰がどのくらい経営に影響しているか?
配合飼料は2022年第二四半期に同程度に抑える配合飼料特別補填金が今後も継続するとして6750円/kg
粗飼料は1頭当たり内地10000円北海道7200円(給付条件は? 一時金です)
各県市町村での補助金、無いよりは良いが一時金
上記補填されて、2020年と比較してどの程度経費が上がっているのか?(2021後期からの飼料資材高騰、円安)
飼養形態で異なりますが、穀類も粗飼料も30円/kg前後上がった用です。(2022.10月で)
厳しい農家は乳飼比で100%を超えているでしょう。成績の良い農場でも70%に近いのではないでしょうか?
これを生産乳価に換算すれば30円から50円/kgになるのでは
今回の緊急特別対策が出ても160円/kgの生産乳価が無いと経営は安定しないでしょう。C 〇 この状況が続くと廃業農家は激増するでしょう。
C-a 生産乳価を上げる事ができる要因は、乳業が買い入れ価格を上げてくれる。
末端消費価格も上げなければ成り立たないのですが、消費動向との駆け引きが起こるでしょう。
さらに輸入乳製品の価格も影響するでしよう、市場は加工乳や乳飲料が増えてくるでしょう。
C-b もう一つは、匹敵する金額を国に補填してもらう。多くの国は保障乳価、不足払い、消費補助金などで構成されています。
民民の自由取引の牛乳に、国の補助金が介入するとなると、法的な問題や条件などの複雑な展開が必要でしょう。
もちろん消費者も国産の食品購買意識は高めていただきたい。カナダは牛乳300円/Lを当たり前に購入し国の産業を守ろうとしています。
いずれにしても経営として魅力なければ廃業農家は激増してくるでしょう。D 〇 廃業数と生産乳量の減少のスピードはどのように予測されるのか?
乳飼比が70%から100%の現状では、付け焼刃の一時金の補填では負債の無い農家の廃業は早い気がします。
現状は生乳(加工粉乳含め)が余っている状況のようですが近々生産量は急激に減少してくるでしょう。
現状は生産は自由であり出荷も多元集荷です。ここに輸入量も絡み市場の需給バランスは放任状態です。
しかし経営困難がこの自由競争にも歪みを起こしてきました。この放任状態にもメスを入れる時期ではないでしょうか?
国の補助金での乳価を支える、保障乳価、不足払い、酪農マルキンのようなシステムが検討され実施目安が立たなければ、特別な農場以外は廃業を余儀なくされるのは時間の問題でしょう。このままでは生産農家だけでなく取り巻く産業や雇用を含めて総崩れしてしまいます。
E 〇 国の牛乳生産を支えるシステムとしての補助金(保障乳価、不足払い、酪農マルキン)が仕組まれるとしても、給付条件は敷かれるであろう。
限られた乳量に対しての予算となるのではないか? 事実上の自由競争や増産の回避となり計画生産クオーター制の形になっていくのでは?
日本の経済情勢は全ての分野で国際的に弱体化している現在やもえない方向性ではないかと思われます。
酪農が好きだから続ける。食を守るために続ける。私欲を増やす市場主義ではなく生活できれば良い補助額で妥協するしか無いのでは?
国際的に食糧危機が懸念される近い将来としては、国産飼料で国産牛乳を作る補助システムはかなり重要になってくるものと思われます。
さらにこの国民の食糧危機を踏まえた第一次産業の存続は、酪農分野だけで検討するのではなく全ての第一次産業と取り巻く食糧産業と国民が一丸となり取り組んで
つまり酪農だけ乳価格を上げるとか補助金をもらうための運動では無く食糧危機問題として、政府や各政党の議員や官省庁更には国民消費者に訴えかけなければ産業として生き残れないのではないでしょうか。
しかし、このような恒久的な補助施策ができるには、ある程度の時間が必要です。その間持ちこたえられない!
乳価値上げも同時並行してお願いするしかないか?
乳価値上げは、乳業との交渉です。指定団体に任せて可能か? 上げざる得ないような運動の展開が不可欠では?MoMoo Office 加藤博昭ゲスト酪農家だけで無く多くの皆様のご意見をお願いします。当日会場での座談会の参考にさせていただきます。
もう本当に剣が峰です。今、畜産が目立っていますが農林水産業すべてでいえる事とおもいます。さらに日本は食糧すら手に入らない状況が起ころとしています。種子法種苗法排除も大きく影響して来るでしよう。子供達の将来の為に食を守るという観点から畜産の生き残りをかけて行くべきと思っています。『安全安心な国産牛乳を生産する会』事務局
info-anshinキーマスター【投稿フォーム、名前入力について】
事務局から連絡します。
現在、投稿フォームにて名前入力が必須となっております。
匿名を希望される方は、名前ではなく、匿名を入力下さい。
お手数をおかけしますが、よろしくお願いします。
- この返信は2年、 3ヶ月前にinfo-anshinが編集しました。
匿名ゲスト私は関東圏の酪農家です。現在の最悪の状況において生き残るためにはどう行動するべきなのか考えていますが、なかなか答えは見いだせません。講演会はまだ行けるかはわかりませんが参加したく思っております。
1つはっきりと言えることは自給飼料を今から増産する体力、資金力はほとんどの酪農家らには無いと思います。なので耕畜連携が重要かと思います。農政への乳価の安定などの制度的な要望も必要ですが、アメリカの港の都合で草が足りない時期などは農政にもどうしようもないのかなと思います。
なので耕種農家さんにエサを作っていただいて畜産農家が食わせるって形をもっと作っていけないものかと思います。私の身近にデントコーンを30町程度作って販売してる耕種農家さんがいらっしゃいます。この方はしっかりした品質のサイレージを作って完売していますが、幾らにもならないと嘆いていました。こういった方が直接的にも間接的にも潤うような補助金制度があると耕種農家さんらもやる気出してくれるのでは?と思います。もしなにかそういった制度があればどなたかご教授いただけると幸いです。MoMoo Office 加藤博昭ゲスト今まで購入型酪農家が新たに自給粗飼料を作るには大変です。
今、この状況で新たに投資は躊躇するんじゃないかな?
分散型で草作り農家は専門としたほうがいいとおもいます。
今も稲転などの補助金はあるのでしょうが、耕作物が限られたり、輸入乾草との価格差や牛の消化吸収に問題あったり。しっくり来ない事が多いようです。
どうも、牛の事酪農経営のことを考えた補助金には無っていないようです。
農家側からも内容を要求できる場所を作るべきです。
さらには、猪などの害獣対策や放棄荒廃地対策や過疎化や定年後収入などいろいろ組み追わせて補助して頂ければ有用な動きになるような気がします。アイ動物病院ゲスト今すぐ動いても法が動くのには相当かかるでしょう。
その間、もう、持ちこたえられるか?
本当にシリアスな問題になってきたと思います。一方で、飼料自給拡大に対する補助金を出すと政府。
鹿児島の和牛全共で岸田さんがわざわざ来て言ったそうです。ここには、ものすごい勘違いがありますよ。
この国の畜産業が現在ある状況についての。自給したいのであるならそれで飼える品種をひっくるめ
そういうことすら考えて農業政策をやるべきでは無いでしょうかね。我が国の畜産の行き着くところは国民の食糧ではなく
安全で安心で高品質で高価なものを作って、
海外のお金持ちに売る。そういう方向なのかなと和牛を含めそう思います。
なら、国策として脱脂粉乳の工場作れやとも思います。
生乳が余ってるとか言ってないで、
高品質な脱脂粉乳作ってアジアのお金持ちに売れば良い。国内で稼働してる粉乳の生産機って
十勝の1台にかなり前からなっていたんですが、
それ、今でも変わってないはずです。輸出で生き延びる事を国が本気で考えてるなら
そういう牛乳の加工の設備投資に今こそお金をかけたら良い。
メーカーに補助の金出してチーズの生産工場をもっと増やせば良い。そして、それらを全て輸出に向ければ良い。
我が国で作る製品は国民の食糧の為で無いと
そういう方向に舵を切れば、
それはそれで、上手くいく様に私は思う。海外のお金持ちの為の生産なんだと。
和牛が現実的にはそうなってますよね。
国内消費は貧しい国民に出来ない。牛乳も卵も全てそうなっていく様な気がします。
恩師、伊藤紘一には、昔々、
国民の食糧生産のための酪農が普通にやれないと
それは、産業としての終わりだと言われて、
効率を求めて技術をできる限り進めてきたと思ってます。けれど、そういう面ではもはや限界なのかなと
本当に思ってます。農家の存続無く我らはあり得ない。
そして、酪農は畜産の中で最も人の雇用を必要とする。
業者、我々含めて。アメリカとの貿易不均衡という過去の問題から
今の畜産体制、要するにそもそもは穀類をアメリカから購入する。
それがあった訳で、その間、紆余曲折あっても
今の様な強烈な円安とインフレにさらされた事は無かったと思います。その間に畜産の技術も飛躍的に上がってるので、
それでも駄目になるこの国の畜産であると思える今だと
国の産業への姿勢と本気度が全くないとしか言いようが無いと思います。畜産農家が全て滅びるとして、
そうして出てくる莫大な規模の失業者と
国民の食糧の問題を、この国はどう、考えているのでしょうね。もはや、これが現実だと思います。
MoMoo Officeゲストまー日本の場合輸出農業は極々一部になるでしょうから、産業では無いな。
赤ちゃんミルクだけは世界市場をとれるでしょうけどね>全国和牛共進会で岸田総理が自給飼料に補助金をほのめかしたとすれば、
牛乳本体への恒久的な補助(価格保証や酪農マルキンなど)は当面動かないと見た方が良いな?
岸田氏は農業には疎い方ですしブレーンにもプロはいなそうなので、たぶんこれは農水省の考えと思う。
そう考えるとしばらくは自給飼料への補助が色々な形で続くでしょう?
良い悪いは別にして、今後酪農を続けるとすれば、多かれ少なかれ自給飼料に目を向けるしかないのか?
Kg100円超えの乾草では経営は無理でしょうから、一部でも粗飼料を作ってくれる専門会社の立ち上げか連携を企てるべきかな?
そうなると規模を縮小し効率を狙い1頭平均40kg超えの牛群なのかな? でも自給しても委託しても100頭以上の草は?無理でしょう。MoMoo Office 加藤博昭ゲスト恒久的な牛乳や経営に直接関与する補助金にシフトするには時間がかかるということかな?
そうなると、廃業のスピードに歯止めは利かない?
また自給飼料補助金の方法によっては、無駄な投資をして更なる負債を負う可能性もでてきた!アイ動物病院ゲスト自給飼料がただであるとかこの国の土地の価値が
広大な耕作可能な土地を持ち人口の非常に少ない
アメリカだのニュージーランドだのとそもそも勘違いしていなければ、
自給飼料に無駄な補助金を蒔いてる場合で無いことは明白なんですがね。自給飼料など、この国では安く仕上がる訳がないですよ。
農地の管理すら出来てない。>一部でも粗飼料を作ってくれる専門会社の立ち上げか連携を企てるべきかな?
初期投資をどうするか?
そこを国が担うなら、ありだと思います。
そうでなければ、そもそも生産物の価格が低い場合は
自由価格が決められない為、立ち上げたところで先行きなくなると思います。放棄された農地は沢山ありますが、
放棄された農地を再び農地に戻すには、莫大な人的・動力的・金額的エネルギーがいる。
要するに莫大な資金が要ります。
農地は常に人によって管理されているから農地であり得る。今からでも間に合う様にやると言うなら、
その莫大な初期投資を国に食糧政策としてやってもらうべきですよ。今まで放置してきたつけが、今来てるんだから。
そもそも、土地を無駄にしている余裕なんて
この国には無かったはずです。
耕作可能な土地面積なんて限られる。それなのに、そうしてきたのは政治の怠慢だとしか思えない。
今の政府の考えだと、クラスタ事業で手一杯の負債を抱えさせられた
メガファームや、TMRセンターは間違いなく駄目でしょうね。規模拡大のメリットが全く出ないから。
そもそも、何故メガファームを作ろうと思ったのかな。
スケールメリットの為?
全て疑問。乳業メーカーに要求される成分を含めた品質を
保つ為に緻密な酪農をしてきたのが我が国。国内の資源で家畜を国産として飼えないのなど
すごく前から明らかに解っていたことだ。本質の問題の一つとして。
農業には生産物の価格転嫁が自由に許されないと言う事があると思う。
国民の日常の食糧であることを要求されつつ、
自由に販売することも許されない。自給飼料の問題もう一つ。
肥料がエクストラ数倍の値段になってる。作物を作るのに
堆肥だけでは無理。
この国の国土にはミネラルが無いので。そういう全てを解って農業に正しいお金を入れる。
そういう政治家欲しいですね。少なくとも、畜産が滅びて
子供達が第二次世界大戦前後の栄養失調にならないことを
本当に祈りますよ。福島原発の事故以来
この国の農業には絶望して、
私も心を病み、
好きな様に滅びろと国にも自分のクライアントにすらも思った。けれど、
みんな頑張ってきたんですよ。酪農だけでなく、全ての畜産を
この国で継続出来る状況を今作る。それは、どうやったら良いのでしょうね。
匿名ゲスト関東圏の酪農家です。
継続できる酪農家はかなり限られますよね。すでにどんどん廃業されてる話を聞くし、乳業メーカーは工場を縮小してる話を聞くし、なにより人口は約10年減る一方な訳で、そこを増産増産できた国策、また無策で大きくしてきた酪農家らにも問題があるかと思います。また、輸入飼料に頼りっぱなしだったことも問題だったのだろうと思います。
兎にも角にも現状では、需要に対して供給が大きく上回り脱粉は過去最多の在庫、輸出などもできておらず国内の内需だけで消費するのみ、北海道では乳量の抑制が入り、本州では購入飼料のみの酪農家は廃業を余儀なくされているかと思います。こんなにたくさんの牛いらなくね?と思ってます。酪農家の淘汰が始まっている、とも。
減る人口に合わせて業界も縮小せねば誰も生き残れないんだと思います。サバイバルなんだ、と。
私は自給飼料、イタリアンヘイレージとデントコーンサイレージを作っています。約10年前、100%購入飼料の酪農家に言われました。ロクな質のもの作れなくて牛が調子悪くなってちゃ意味ない、と。買えば質のいいものはいくらでもあるんだから、と。
そこから毎年毎年、検証を重ねて今はほぼロスなくいい質で食わせられていると思います。そしてそれが今の現状では大変な経営の助けになっています。私は自給飼料を作って売ることを考えています。そのために農地の拡大が必要です。そのための初期投資(土地買収代、整地代)に補助金があることが望ましいです。土地は農地転用可能な畑は価格が高くなるので、農業振興地域を取りまとめてやすく買いたいと思っています。これまた難しいんですが。
要約すると乳価、輸出云々を考えることはいいことだと思いますが、古来よりの自給自足的な酪農を今一度考え、そこに寄せていくのがベストと考えます。だから最近打ち出した自給飼料拡大の方向性は決して見当違いではないと思います。MoMoo Office 加藤博昭ゲスト自分も、これからの酪農の方法としてはベストとおもいます。国の補助もそこに大きくむくでしょう。経営に見合う経費での生産への補助が必要なのだは?さらに、大規模農家では粗飼料国内調達も不可能でしよう。また穀類は特別な経営以外は輸入になるでしょう。
いずれにせよ大きな恒久的補助金が無ければ産業としては壊滅します。MoMoo Office 加藤博昭ゲスト今の酪農情勢はどうしておこったのか?
飼料高騰が原因だ円安だ、粉ミルクの在庫がはけない。
飼料高騰は本当に予測できなかったのか?
円安も予測できなかったのか?ミルク在庫は人為的ミスではないのか?
今になって草を作れ粕を使え。明日に今日に方向転換できますか?量的に可能ですか?2020年頃の輸入乾草価格まで補助金だせますか?
政府にも農水省にも関東生乳販連にもホクレンにも、本物のプロがいなかった。過去にも今も!MoMoo Office 加藤博昭ゲストhttps://www.nhk.jp/p/ohayou/ts/QLP4RZ8ZY3/blog/bl/pzvl7wDPqn/bp/plMrgp3d17/
よくまとまっています。
今回の酪農危機、最大の原因は連携不足いや同じ土俵で話し合いをしていない事じゃないかな?
2014のバター危機で、農林水産省は規模拡大増産を奨励しました。
この時も安く輸入はできたが、これは生産者が懸念をしめした。
2019年からコロナ問題で消費は落ち込んでいます。加工乳製品の在庫が過去にない量で激増です。
2021より急激な飼料高騰や諸物価高騰がおこり、酪農はじまって最大の危機となった。
政府、農林水産省、乳業、生産者…指定団体、量販店、消費者などみんな行き詰まり状態で、個々に考え対応しようとしている。
同じ卓上で全員が議論し、儲けるを捨てて全員が妥協した案を出さなければ、国産食糧の国民への安全保障は成り立たない。
国産乳製品が消滅して終わります。 -
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