消費者団体 ママエンジェルス K様より許可を頂き、表題のレポート転記致します。
ありがとうございました。
🐄酪農合同ヒアリング🥛
【酪農家の98%が赤字】
★生産者は、乳価交渉できない。
★弱い指定団体と、強い乳業メーカーが交渉。
★農協やホクレンなどは、強いメーカー側に立ち、生産者の味方になってくれない。
★牛に与える飼料や運送費は高騰しているのに、乳価が上げて貰えない。
★乳価 は据え置きなのに、バターやチーズなどの製品価格は値上げしている。
(メーカーは困っていない。
製品価格は上がっているのに、生産者に還元されていない。)
<飲用乳価と加工乳価>
★生産者は、飲用に使われたのか、加工されたのかが分からない。
★メーカーは安い加工乳価で仕入れて、飲用に使うこともできてしまう。
★北海道から本州に出荷する時の配送料なども生産者負担で、メーカーは払っていない
★配合安定基金は配合メーカーと生産者が出して国からの基金はいくらもない。
★余った牛乳や脱脂粉乳も自主廃棄という形で捨てざるを得ない。
★自主廃棄は、保証されない。
★行政や指定団体に対して、最新のデータを見てくれない。
★安い輸入製品が優遇され、国内の酪農家が守られていない。
★輸入の比率が上がって、国内自給率が低くなると、有事の時に、対応できない。
★鳥インフルで、卵が無くて、お菓子が作れない。牛乳の使い道が減っている。
【酪農合同ヒアリング】
3月13日酪農業界の大変な現状を国会議員に訴え、
改善策を検討してもらうための「酪農合同ヒアリング」に参加してきました。
ママエンジェルスのお手伝いに初参加でした。
北海道・関東の酪農の生産者・販売者さんなどスピーカー11名
国会議員 7名
報道 10社
ママエンジェルス 平山さん、ユレナさんの2人がスピーチ+スタッフ7名
生産者さんからは、
★3月4月で廃業する人がバタバタ出てくる。
★まずは、廃業を免れるために、即時の現金支給をお願いしたい。
★現金支給で、一時的に持ちこたえることができた後に、
★中長期的に、生産者不在の価格交渉や、酪農業界の構造改革を検討してほしい。
国会議員の方からは、
★ここ一週間で1頭当たり10万円の現金支給を。
★マスコミもメーカーからの報道規制で取り込まれているので、
★中長期的に、こういった構造を変えるなどの動きを、
独禁法違反を絡めたり、プロジェクトチームを作って、
平山さんからお知恵を借りて、やっていきたい。
という声をいただきました。
☆私の感想☆
生産者さんや販売店の方のお話は、本当に胸に刺さり、困窮した現状を知りました。
消費者にとっては、値上げは喜ばしいことではないかもしれないけれど、
生産者が搾取される価格ではなく、生産者に還元される適正な価格で購入したいと思うし、
こうした実情が、消費者の耳に届くことで、
「買い物は投票」という言葉があるように、国産の材料を使った乳製品を購入したり、
大手メーカーの購入を控えるなど、それぞれができる範囲で、
生産者さんへの支援に繋がる行動を選択できたら‥と、改めて思いました。
また、今までは、政治に関することで、
困窮者の話を聞いたり、辛い現実を知ると、
世の中や政治家や海外の大きな力に対する憤りや怒りを感じたり、
自分の無力さに、どーんと落ち込んでしまうため、
現実を知ることすら怖いところがあったのですが、
エンジェルスで活動することは、「自分も何か行動を起こした」
(告知を手伝ったり、当日PC操作した)
と思えるおかげか、落ち込まずに帰ってこれて、
自分的にはすごい進歩だなと思いました。
今回、初めて、ママエンジェルスの活動に参加して、
エンジェルメンバーの会場設営や受付の臨機応変な対応も勉強になり、
酪農業界の現状を知れて、とても充実した1日を過ごせました。